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「日本のネットワークビジネス(MLM)で一番大きい会社はどこ?」——先日公開した世界売上ランキングに続き、この記事では日本国内のMLM会社 売上ランキングを紹介します。国内市場の規模感と勢力図をつかむ参考にしてください。
数値は、業界専門紙「日本流通産業新聞」が集計したネットワークビジネス売上高ランキング(主宰企業116社・合計約5,680億円)に基づく、本稿執筆時点(2026年7月)で入手可能な最新の公表データです。金額は各社の直近本決算ベースの概算で、集計年度・為替・会計基準により変動します。
まず順位を見て、その後にMLM 2.0のSTRUCTURE 5™の視点で「売上規模の大きさ=あなたにとっての良し悪し」ではない理由を解説します。
日本国内 MLM売上ランキングTOP8
| 順位 | 企業名 | 主力分野 | 売上高(概算) |
|---|---|---|---|
| 1 | 日本アムウェイ | サプリ・化粧品・日用品 | 約803億円 |
| 2 | 三基商事(ミキプルーン) | 栄養補助食品 | 約530億円 |
| 3 | ノエビア | 化粧品 | 約364億円 |
| 4 | フォーデイズ | 核酸ドリンク等 | 非開示(上位) |
| 5 | ニュースキンジャパン | 美容・健康食品 | 約300億円 |
| 6 | ベルセレージュ | 化粧品等 | 約241億円 |
| 7 | フォーエバーリビング プロダクツ ジャパン | アロエ製品 | 非開示 |
| 8 | アシュラン | 化粧品 | 非開示 |
※2026年7月時点で入手可能な最新公表データ。出典:日本流通産業新聞「2024年 ネットワークビジネス売上高ランキング」(主宰企業116社・合計約5,680億円、各社直近本決算ベース)。金額は報道・公表ベースの概算で、年度や集計基準により変動します。「非開示」は本稿で確認できた公表額がないもので、順位は同ランキングに基づきます。首位アムウェイは前期比約14%の減収と報じられています。
首位の日本アムウェイ(約803億円)が突出し、三基商事・ノエビアが続きます。化粧品・栄養補助食品系が上位を占めるのが日本市場の特徴です。個別企業の中身は各社の構造分析記事もあわせてご覧ください。
「MLMの売上」を調べるとき、まず分けるべき3つ
「MLM 売上」で検索したとき、実はまったく違う3つの数字が混在しています。どれを見たいのかを先に決めてください。
| 知りたいこと | 見るべき数字 | 参照先 |
|---|---|---|
| 日本の各社はどれくらいか | 国内売上(業界紙の集計) | この記事 |
| 世界の大手はどれくらいか | グローバル売上(DSN Global 100) | 世界のMLM企業ランキング |
| 市場全体は伸びているか | 業界全体の市場規模と成長率 | 日本市場は縮小しているのか/国別ランキング |
特に注意したいのが国内売上と世界売上を並べて比較しないことです。集計方法も対象年も違うため、単純比較は意味を持ちません。
売上の数字から個人の収入は導けない
会社の売上が大きくても、それが参加者一人ひとりの取り分を意味するわけではありません。実際の分配は報酬プランの還元率と条件で決まります(還元率の見方)。
個人の収入分布を知りたい場合は、売上ランキングではなく各社の収入開示を見るのが正解です(収入開示データの読み方)。自分の場合の手取りは時給換算で計算できます。
「売上が大きい=あなたが稼げる」ではない
世界ランキングの記事でも触れましたが、会社の売上規模と、あなた個人が得られる収入は別物です。大手は市場が成熟しており、後発の会員が上位に食い込みにくい面もあります。また日本市場全体は近年やや縮小傾向にあり、「大手だから安泰」とは言い切れません。
STRUCTURE 5™で「規模」を読み解く
| 評価軸 | 売上規模だけで判断しない視点 |
|---|---|
| ①一人依存の排除 | 大手でも自分の集客力がなければ収入は生まれない |
| ②再現性 | 成熟・縮小市場では新規上位参入が難しい場合も |
| ③継続構造 | 売上規模より「製品の実需」が継続を決める |
| ④社会性 | 規模が大きくても法令順守・評判は会社ごとに差 |
| ⑤守りの設計 | 規模でなく撤退しやすさ・在庫リスクで選ぶ |
個別企業の内側については、たとえばダイアナのビジネス構造レビューで、サロン型という独自形態を解説しています。売上規模と個人の損益は別物です。
★売上の数字は、どこから来ているのか
ランキングを見る前に、その数字の出どころを確認する習慣をつけてください。同じ「売上」でも、信頼度はまったく違います。
| 出どころ | 性質 | 信頼度の目安 |
|---|---|---|
| 有価証券報告書 | 上場企業の法定開示。監査を経ている | 最も高い |
| 業界紙・専門誌の集計 | 各社への取材・アンケートにもとづく | 高い。ただし回答は各社の自己申告 |
| 会社の公表 | プレスリリース、会社案内 | 定義が会社ごとに違う |
| 第三者の推計 | 調査会社などによる推定 | 前提しだい |
| 出所不明 | ブログやまとめサイトの数字 | 使わない |
★とくに注意したいのが2つ目です。業界紙の集計は貴重な情報源ですが、元をたどれば各社が申告した数字であることが多くあります。第三者が検証した数字とは性質が異なります。
この違いは、情報公開レベル5段階で整理した「レベル5(上場)」と「レベル2(業界統計にのみ登場)」の差そのものです。同じランキングに並んでいても、数字の裏づけの強さは同じではありません。
「売上」という言葉が指すものが、会社ごとに違う
見落とされやすい点です。売上として発表される数字が、何を含んでいるのかは統一されていません。
| 数え方 | 含まれるもの | 影響 |
|---|---|---|
| 小売価格ベース | 消費者が支払った金額 | 数字が大きく出る |
| 卸価格ベース | 会社が販売員に売った金額 | 小売ベースより小さい |
| グループ全体 | 関連会社・海外法人を含む | 国内単体より大きい |
| 単体 | 日本法人のみ | 比較には最も適する |
| 決算期の違い | 3月期/12月期など | 同じ年でも期間が違う |
★したがって、1位と2位の差が小さいときに順位を論じてもあまり意味がありません。数え方の違いだけで順位が入れ替わり得るからです。
比較の目的が「どの会社が上か」なら、この不確かさは致命的です。しかし「おおよその規模感を掴む」という目的なら、十分に使えます。ランキングは順位表としてではなく、規模の桁を知るための道具として使ってください。
順位が入れ替わる4つの理由
前年と順位が違っていても、その会社の事業が同じだけ変化したとは限りません。
- ①集計対象の変更——どの会社を対象に含めるかが変われば、順位も動きます
- ②公表をやめた/始めた——数字を出さなくなった会社はランキングから消えます。消えた=縮小ではありません
- ③事業再編——買収、分社、販売モデルの転換
- ④決算期の変更——変則決算の年は単純比較できません
★とくに②は重要です。オリフレームのように非公開化した企業は、以後の数字が出なくなります。ランキングから名前が消えたことを「業績悪化」と読むのは飛躍です。
逆に三基商事のように、ランキングには名前が挙がるものの、公式サイトからはビジネス情報がほとんど取れない企業もあります。ランキングに載っていることと、情報が開示されていることは別です。
この数字を、あなたの判断にどう使うか
結論から書くと、使い道は限定的です。それでも、確かにあります。
| 使える | 使えない |
|---|---|
| 分野全体の規模感を掴む | 自分の収入を予測する |
| 会社が実在し、一定の規模があることの確認 | 報酬プランが自分に合うか |
| 候補企業を絞る初期段階のふるい | 勧誘のされ方が適切か |
| 世界規模との比較(世界版) | 会社の将来性 |
★売上が大きいということは、それだけ多くの参加者で分け合っているという意味でもあります。会員数ランキングと必ずセットで見てください。売上÷会員数という割り算は成り立ちませんが、両方を見れば「1人あたりが小さい」という感覚は掴めます。
そして規模を確認したら、次は個別の条件です。毎月かかる費用と資格維持の条件——ここが実際の損益を決めます。会社の大きさは、あなたが結ぶ契約の条件を1文字も変えません。
個社の構造はMLM企業一覧2026から、会社を自分で調べる手順は勧誘された会社を自分で調べる7つの手順をご利用ください。
日本市場を見るときの3つの前提
国内のランキングを読むうえで、前提として知っておくと解像度が上がる点が3つあります。
①日本は世界的に見ても大きな市場
日本のダイレクトセリング市場は、世界の中でも上位に位置づけられてきました。国別の比較は国別ダイレクトセリング市場にまとめています。
★ここから言えるのは「日本で名前を聞かない海外企業でも、世界では大きい」ことがある一方、その逆もあるということです。世界順位と日本での存在感は一致しません。
②上位企業の顔ぶれは、あまり変わらない
国内の上位は長年おおむね固定されています。これは参入の難しさを示すと同時に、すでに市場が開拓されていることも意味します。
新しく始める立場から見れば、上位企業ほど周囲にすでに知っている人・使っている人が多いということになります。有利にも不利にも働きます。
③非上場企業が多く、検証手段が限られる
国内の主要企業には非上場が多く、情報公開レベルで言えばレベル2〜3にとどまるケースが目立ちます。
つまりランキングの数字そのものが、外部から検証しにくい構造になっています。これは各社の姿勢の問題というより、非上場企業に開示義務がないという制度上の帰結です。
よくある3つの誤解
誤解①「売上1位の会社が一番稼げる」
会社の売上は、その会社に参加している全員の活動の合計です。あなた個人の取り分は、還元率と何段まで報酬が乗るか、そして自分の実績で決まります。会社の順位とは無関係です。
誤解②「売上が伸びていれば安心」
伸びの中身を見る必要があります。既存顧客のリピートで伸びているのか、新規登録で伸びているのかで意味が違います。後者が中心なら、退会率とセットで見ないと実態が分かりません。
誤解③「ランキングに載っている=信頼できる」
ランキングは規模の一覧であって、適法性や誠実さの認定ではありません。業界最大手が行政処分を受けた例もあります(2022年の業務停止命令)。処分歴は自分で確認できます。
MLMランキング・市場データ シリーズ
MLMの「規模」を測る指標は一つではありません。当ブログでは、切り口ごとに記事を分けて解説しています。この記事は「日本国内の企業別売上」を扱っています。目的に応じて読み分けてください。
- 世界の企業別売上:MLM会社の世界売上ランキングTOP10
- 製品型・サービス型の分割:世界のMLM企業ランキング(製品型/サービス型)
- 会員数と数字のカラクリ:MLMの会員数ランキング&実態
- 国別の市場規模:世界の直接販売市場 国別ランキング
- 商品カテゴリー別シェア:MLM商品カテゴリー別 世界シェアランキング
- 健康食品カテゴリー:健康食品・ウェルネス系MLMの世界市場
- 化粧品カテゴリー:化粧品系ネットワークビジネスの世界市場
※各ランキングは出典・集計時点が異なります。数値を比較する際は、必ず各記事内に明記した出典と時点をご確認ください。
売上ランキング上位でも「自分に合うか」は別問題です
売上規模の大きい会社ほど組織も成熟しており、後から参入して上位に行くのは簡単ではありません。ランキングを見たうえで「この働き方は自分には向いていない」と感じたなら、無理に続ける必要はありません。
MLMではなく「自分の事業」を持ちたいなら
MLMに惹かれる理由の多くは、「雇われずに、自分の裁量で稼ぎたい」という欲求です。その欲求自体は、否定されるものではありません。
同じ「事業を持つ」でも、代理店・フランチャイズという形があります。代理店募集.comでは、副業・独立・新規事業の案件情報を無料で比較でき、気になったものだけ資料請求できます。
ただし、見るべき構造はMLMとまったく同じです。この記事で使った視点を、そのまま当てはめてください。
- 初期費用はいくらで、何に消えるのか(在庫か、権利か、研修費か)
- 収益の源泉は「自分の販売」か「人の紹介」か
- ロイヤリティなど毎月の固定コストはいくらか
- 「誰でもすぐ稼げる」という書き方をしていないか
資料請求をすると、各社から連絡が入ります。話を聞くことと、契約することは別です。急かされたら、その時点で一度引いて構いません。
収入を増やす手段は、ほかにもあります。たとえば、自分の得意なことを直接売るという方法です。
ココナラは、デザイン・文章作成・相談・イラストなど、自分のスキルを商品として出品できるスキルマーケットです。登録は無料で、在庫を抱える必要も、人間関係を使う必要もありません。
一方で、「今すぐ売れる得意がまだない」と感じるなら、先にスキルを身につけるという順番になります。SkillHacks(スキルハックス)はプログラミングを動画で学べるオンライン講座、クリエイターズジャパンは動画編集を体系的に学べるスクールです。詳細は各公式ページでご確認ください。
ただし、これらのスクールはいずれも有料です。まずは無料のココナラで小さく試し、必要だと実感してから検討しても遅くありません。
もちろん、MLMそのものを否定するものではありません。大切なのは「どちらが正解か」ではなく、自分に合う形を納得して選べるかです。
2026年、ランキングの「正しい使い方」
売上ランキングは、業界の全体像や各社の安定性を測る参考にはなりますが、「どこに入れば稼げるか」の答えにはなりません。規模の数字に惑わされず、自分が本当に良いと思える製品か、無理のない集客ができるかで判断することが、2026年の賢い選び方です。
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